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妊娠中のアルコールは、お母さんだけでなく赤ちゃんにもリスクがあります。飲酒の習慣がある人も妊娠中は是非頑張って禁酒しましょう。
アルコール摂取で起こること
アルコールの量で安全域は?
アルコール摂取量で妊娠高血圧症候群発症リスクに違いがあるという報告はありますが、個人差があるため減酒ではなく禁酒をすすめます。
授乳中は?
アルコールは授乳に影響するプロラクチンというホルモンを抑制します。そのため母乳の分泌量は減少してしまいます。またお母さんの血中アルコールは母乳にも移行するので、酔っぱらったお母さんから授乳した赤ちゃんもアルコールを摂取していると思ってください。
アルコールは30分~1時間で血中濃度は最高となり、乳汁アルコールは飲酒後2時間後にピークとし低下していくとされています。アルコール飲酒頻度が高いアメリカ小児科学会では、
ということを推奨しています。
個人差がありますが、350mlビール1本、ワイングラス1杯程度であれば、たまに飲んでも2時間あければ大丈夫かなと思います。もちろん、飲酒しないのが一番ですが・・・
赤ちゃんがお腹の中にいる時もそうですが、産まれた後の授乳中もお母さんとおっぱいを通じて繋がっています。時々の気分転換はいいと思いますが、赤ちゃんを守ってあげる一番はお母さんですから節度をもってアルコールも考えましょう。
院長 橋本