staff blog
2022-11-14
11月末から兵庫県立総合衛生学院の助産学生さん実習に来られます。
当院では毎年初夏と晩秋の頃に二つの学校から助産学生をお迎えしています。
それぞれ2-3週間ほどですが、その時期には当院に通院されている妊産婦さんの診察や教室の見学、お産の介助などさせていただくことがあります。
とてもフレッシュでやる気に満ちたこれからの助産師の卵さんたちで看護師の資格があります。
みなさんもお会いされると元気をもらえると思います。
助産学生さんたちとお話していると、私たち現役助産師にとっても、かつての自分たちを思い出して応援したくなり、未来の仲間が増える嬉しさを感じます。
ご一緒に温かく迎えていただけると幸いです。
2022-11-07
毎年秋になると、丹波篠山に行って丹波栗と黒枝豆を買います。
黒枝豆は塩ゆでしていただくのが、一番おいしく、栗は、栗ご飯、渋皮煮、栗ジャムを作っていました。
しかし、今年は意を決してマロングラッセに挑戦してみました。
1日目→鬼皮と渋皮を剝き、栗をひとつずつガーゼに包み2時間茹でる。その後ゆで汁と同量のグラニュー糖を入れ、さらに1時間茹でる。
2日目→前日の1/10のグラニュー糖を入れ1時間茹でる。
3~6日目→2日目と同量のグラニュー糖を追加し、1時間茹でる。
7日目→ガーゼを外し、洋酒(私はブランデーにしました)を入れ、温める。
8日目→そのままで温めて、栗が熱いうちに網に上げて、乾けばできあがり。
これを書いているのはまだ7日目なので、味見もしておらず、成功したかどうかはわからないのですが、現時点で気付いたことは2つあります。
①デザートを手作りすると、砂糖や生クリーム、バターなど糖分や脂分が多く使われていることにビックリします。そして、しばらくはデザートを食べることを躊躇してしまいます。でも、いつもすぐ忘れてしまうんですよね~
②デザートに限ったことではないのですが、作り手さんの大変さがわかるので、感謝しながら食べないといけないということを思い出すきっかけになります。
妊婦さんで「おやつが止まらなーい」とお困りの方、クッキーでもケーキでも何でもいいので、一度デザートを一から作ってみることをオススメします。
ホント、ビックリしますよ、砂糖や脂の量に。
2022-10-31
先日、さつまいも掘りに行ってきました。
最近農業に興味があり、農家さんのお手伝いとして芋ほりをさせていただきました。
自然の中で、いい空気を吸いながら土に触る、そして大好きなさつまいもを掘り起こして、ニヤニヤする。最高でした。
大きいシャベルで畝を掘り起こし、さつまいもが傷つかないように手で土を掘りながら、引っ張るときれいに抜けます。
立ってしゃがんでの繰り返しで、いい運動になりました。
そして農家さんには感謝の気持ちでいっぱいになりました。訪れた農家さんは小規模の畑なので機械は使わず毎年手作業で掘るそうです。
秋の空は高く空気も澄んでいて、とてもリフレッシュできました。掘り起こしたさつまいもをご厚意で少し分けていただいたので、どう料理しようかと思案中です。
☆妊婦さんにとって、土いじりは、トキソプラズマという原虫に感染する可能性があるため、農作業やガーデニングをする時は必ず手袋をしましょう。
2022-10-24
お産後、すぐに母乳育児が始まりますが、妊娠中から何を準備したらいいか迷いますよね。
母乳がよく出るのか、ミルクが必要になるのか、どの哺乳瓶が合うのか、出産後でないとわかりません。
哺乳瓶などの育児グッズは当院でも購入できるので、退院日や前日に必要なものを購入してもいいかもしれませんね。
哺乳瓶 入院中は、ミルクが必要な赤ちゃんに貸し出して使用しています
・母乳実感(ピジョン) ・母乳相談室(ピジョン)
ミルクセット 入院中、ほぼ毎日ミルクが必要な場合に購入していただいています
セット内容 ・スポンジブラシ(ピジョン) ・乳首ブラシ(ピジョン) ・ミルク缶300g(ビーンスターク/森永)
搾乳器(手動) 入院中、合うものをお試しいただけます
・母乳アシスト(ピジョン) ・ハーモニー(メデラ) ・ママらくハンドα(カネソン) ・etokaポンプ(カネソン)
乳頭保護器 入院中は、赤ちゃんの吸い方と乳頭のサイズに合うものをお試しいただけます
・ピジョンM/Lサイズ ・メデラS/M/Lサイズ ・カネソン(ハード)
乳頭吸引器 陥没乳頭など、妊娠中のお手入れから使用できます
塗り薬 乳頭が痛い時の保護用に
・ピュアレーン7g(メデラ)
その他
母乳パック40ml(バラ売り可)
ハーブティ 母とちちのたんぽぽブレンド(生活の木) 1回分からお試しいただけます
代表的なものをあげさせてもらいました。参考になさってくださいね。
2022-10-17
最近、「哺乳瓶に慣れさせたいので混合栄養希望です」という意見を時々耳にします。
夫にも育児参加してほしいから、誰かに預ける時便利だから、職場復帰に備えて、等の理由が多いですね。
私も、「母乳は飲むようだけど哺乳瓶を嫌がって飲んでくれないので預かれない」と実母に言われた経験があります。
しかし、多くの場合は生後2~3ヶ月経過した赤ちゃんの話。
入院中から、それを懸念して、母乳がよく出ているにもかかわらず、あえて哺乳瓶の「練習」をさせる必要はありません。
もし哺乳瓶の練習をするのであれば、一ヶ月検診が終わったころから、1日1~2回哺乳瓶でミルクを与えていくといいでしょう。
2022-10-10
最近サウナにハマっています。きっかけは「サ道」というドラマ。
いつも通っているジムにサウナがあり、これまでは利用したことはなかったのですが、今はサウナに入りに行ってると言っても過言ではありません。
他のサウナ施設にも興味津々で、ちょくちょく出かけては蒸されているのですが、よく言う「整う」ということが未だつかめておらず、
サウナ→水風呂→外気浴の長さをあれこれ試行削除中で、いつかは「整い」の世界を感じてみたいです。
皆様は整いを感じたことはありますか?
2022-10-03
過ごしやすい季節がやっときましたね。気持ちの良い時期ですが、秋は乾燥が気になる季節です。喉や鼻の乾燥による不快な症状はビタミンAを多めにとることで粘膜を保護します。
ビタミンAは油と一緒にとることで吸収を高めるので、炒めたりドレッシングをかけたりするのもいいですね。野菜だと、人参、チンゲンサイ、ほうれん草に多く含まれています。
また、首の寒さを感じたら、首の後ろ少し下のカイロを貼ったり、ペットボトルに40℃~50度のお湯を入れて肩や首を温めると肺のツボを温めることが出来ます。
いろいろな手当てをしながら、これからの季節も乗り切ってくださいね。
2022-09-26
私が岡本太郎に興味を抱いたのは、最近のこと。書店で「自分の中に毒を持て」という強烈なタイトルと真っ赤な装丁を見た時です。
私はすぐに目を奪われ購入した。そして1ページ目の言葉「命を懸けて運命と対決するのだ。その時、切実にぶつかるのは己自身だ。己が最大の味方でありまた敵なのである。」
この言葉に惹かれ、「自分の中に孤独を抱け」「自分の運命に盾を突け」の二冊を読み始めた。そして、生きているうちに話を聞きたかった人物の一人になった。
今、折しも、中ノ島美術館で岡本太郎展が開催されている。興味を持たれた方はぜひ足を運んではいかかでしょう。岡本太郎の何かに触れて欲しい。
2022-09-19
コロナ禍の今、よく聞きますよね。
規則正しい生活、質の良い食事、疲れをためないようにしっかり睡眠をとる、
適度な運動、身体を冷やさない、などなど。
「笑うこと」も、とっても大事と言われています。
とある本(免疫とは関係のない本だっだのですが)を読んでいたら、
「今日、起きてから、笑いましたか?」との一文があり、ドキっとしました。
今日はまだ笑ってないな~・・・、昨日は笑ったかな~・・・?
そう思った時、私はYouTubeで楽しそうな動画を見るのですが、その中でもすぐに笑いたいときは「中川家」の動画を見ます。
見始めたらすぐに笑えます(なんなら今も思い出し笑いしそうです)。
ですが、夜更けに見てしまうと、おもしろすぎて逆に興奮して、寝付けなくなってしまうのです。
もしこの記事を読んで、見てみようと思ったかた、見る時間帯に気をつけてくださいね~。
2022-09-12
みなさま初めまして!助産師Nです。
今から18年ほど前のこと、私は青年海外協力隊の助産師隊員として
2年間ネパールのイタハリという町の分娩施設に赴任していました。
ネパールいえば世界最高峰エベレスト⛰がある国です。
ネパールの出生率は2020年で19.26%、
日本の1.30%と比較しても、生まれる赤ちゃんはかなり多いです。
今は出産事情も変化したと思いますが、18年前は近所の妊婦さんから
「日本人の助産師さん、家で赤ちゃんが産まれそうなんだよ、来てくれ💦」
と呼ばれることも。。。慌てて駆け付けると、もう分娩施設には移動できないところまでお産が進んでいて、
そのまま自宅出産に、ということもありました。
「なんで施設に行かないの~??💦
お腹の中の赤ちゃんは無事かな?母体は大丈夫だろうか。。」
不安と緊張の中、産婦さん宅に到着すると、私の顔をみるなり
「シスター!(助産師のことをシスターと呼びます)」
と、心から嬉しそうなそして安心したような表情の産婦さん。
「あぁ、彼女か!分娩施設に妊婦健診に来ていた妊婦さんだ!でも確か、健診費用が払えなくて相談していたよな。。」
色んな感情がわき上がる中、ゴザを敷いただけの部屋で汗だくになりながら無事に大きくて元気な赤ちゃんを産みました。
産後、荷車のようなものに乗って、施設まで行き傷などの手当をして帰りました。
(赤ちゃんは確か3400gくらいありました😊!)
20年近く経った今でも、彼女の「シスター!」という安堵の表情、
お産後に赤ちゃんと添い寝をして微笑む姿が尊くてとてつもなく美しかった
ということを思い出します。
そして安全に安心して出産し子育てできる環境を守っていかなくてはと心から思います。