当院について

産科では、自然なお産ができるよう、妊娠中から分娩を通して診療と指導にあたっています。分娩は自然な陣痛が来て正常な経過となるように見守るのはもちろんのこと、異常の早期発見に努め迅速で適切な対応に努めます。1年を通して24時間切れ目のない診療を行うとともに、帝王切開や切迫流産・切迫早産など入院を必要とする医学的な対応も適切に行っております。

婦人科は、子宮がん検診・月経の諸症状の診療・更年期診療・思春期診療・不妊診療を行っております。中でも月経の諸症状（月経痛・月経過多・月経前の諸症状）で受診される方が増えています。様々な薬剤が開発され対応範囲が広がっています。また不妊診療は相談のみを含めてタイミング治療や人工授精までの基本的な診療に対応しています。

いずれもベテランの産婦人科医師３名と16名の助産師が在籍し、妊婦健診では日々の困った症状の評価と対応をマタニティクラス(前・中・後)、助産師外来（前期・後期）においては、妊娠・出産・子育てへの知識を深め準備を整えることができると考えています。

産前教室のお灸教室では東洋医学的な観点から妊娠中の冷えなどの問題と対応を学び、お産が近づいてきたらマタニティヨガやマタニティビクスなどのエクササイズ教室を受講し、お産に適した体づくりを目指しています。

かめっこクラブ（毎週水曜午前）では助産師や医師から経験に基づいたお話があります。ベビーマッサージ・ベビーサイン・ベビーダンスなどのクラスが開催されています。子育てクラスの参加を通して沢山の情報・知識・知恵を学ぶとともに、お友達づくりを行うことによって毎日の楽しい子育てを目指しています。

　産科診療では、お母さんや赤ちゃんに、時に緊急性のある、専門的な処置や治療が必要になることがあります。兵庫県においては、「兵庫県周産期医療システム」および「兵庫県新生児救急医療システム」が整備されています。万一の場合、神戸市救急（119番）を利用して救急車（救急隊）を要請し、医師が同乗して転院搬送させて頂きます。主な病院は、神戸市立医療センター中央市民病院・神戸大学医学部附属病院・兵庫県立こども病院などです。近年は、いずれの病院の産婦人科医師ともホットラインが設置され、医師同士が直接情報交換を行ったうえで転院搬送を行っています。

　婦人科診療においても、手術を必要としたり、専門的・他科との集学的な治療や処置を必要とする場合があります。その場合、神戸市立医療センター中央市民病院・神戸大学医学部附属病院・神戸赤十字病院・甲南医療センターなどに紹介をしています。病院の地域医療連携室に連絡し診察日時の予約をとるとともに紹介状をお渡ししています。

　不妊診療では体外受精などの高度な生殖医療を必要とすることがあります。神戸市中央区三宮地区は全国でも屈指の不妊診療施設、英ウイメンズクリニック・神戸ARTレディスクリニック・山下レディースクリニック・神戸元町夢クリニックがあり紹介を行っております。ご相談ください。